WOLF'S RAIN

「WOLF’S RAIN」8巻

ようやくTV版最終話(8巻/26話)まで視聴。結末については本放送時からイマイチという話を聞いていたんですが、確かにこの落とし方はアレですね。途中で総集編を4話挿入した影響で物語を収めきれなくなった故でしょうか。物語の一応の中心となる「楽園」の正体も「?」でしたし、ラスボスが楽園を求めていた理由も色恋沙汰に収斂してしまうという、個人的には「やっちゃった」感が強いオチでした。お上品過ぎたと言うかなんというか。まぁ、楽園うんぬんの部分はあくまで物語進行上の方便で、作品上は特に重要でないんだろうなぁ、と感じてはいたんですけど。で、物語本編よりも狼たちの軋轢や葛藤、獣としての描写に注目してみると、こちらは物語が進むほど希薄に……。結論としては最初の1〜3話までが一番面白かったということになりそうです。この後物語を補完するビデオ版オリジナルの4話が残ってるので、そちらに期待することにします。


お約束ですが、ワーウルフ:ジ・アポカリプスのアナロジーとしても一部参考になりましたね。