猛獣大決戦 Round4 ブルシャークvsカバ(ASIN:B000666VBK)

視聴しました。猛獣同士を戦わせてどちらが強いのかを決しようという、頭の悪そうな番組の第四弾。今回のお題は「ブルシャーク対カバ」です。他の巻と比べるとマッチングが「???」ですが、だからこそどんな展開になるのか気になって購入。恐いもの見たさって奴ですな。

番組の流れとしては、専門家の意見を元にロボットを作成、シミュレーションを行い、結果を3DのCG映像で再現します。こう書くと結構まともそうに見えるかもしれませんが、実はそうでもありません。


  • それぞれの動物の研究者が、思い入れたっぷりに贔屓の動物の恐ろしさを語る。
  • 上記のヒアリングを元に、実物大のロボットを作る(ただし頭部のみ)。
  • 作成したロボットを使って、噛み付く力(=攻撃力)を測定する。
  • 皮の厚さ(=防御力)を測定する。
  • 攻撃力と防御力を比較する。

検証ステップはこれだけ。互いの習性や大胆な仮説を元に(たとえばジョジョみたいな)奇想天外バトルを繰り広げてくれるんじゃないかと期待したのですが、思ったよりシンプルでした。攻撃力と防御力を比較するだけなので、ゲーマーの私にとってはわかり易すぎ。まぁ噛み付きしかできないサメとカバの組み合わせでは仕方ないですかね。これがクマだったら「噛み付き/爪/爪」あるいは「噛み付き→ベアハッグ」、アナコンダなら「噛み付き/締め付け→飲み込み」とか器用なことやれそうなので(ゲーマー的発想)、検証すべき項目がもちっと増えるかもしれませんけど。

んで、一番の見所は研究者同士の萌え談議。お互いリラックスした状態で楽しそうに話しているのですが、

▲ダン・フーバー博士(サメ萌え)
「地球上でもっとも攻撃的な動物のはずのカバが、じわじわと食いちぎられてゆく苦しみを味わうのさ!」

●エレン・ロジャース博士(カバ萌え)
「カバはアフリカで一番多く人間を殺しているのよ! ライオンよりも、バッファローよりもよ!」

▲ダン・フーバー博士(サメ萌え)
「ブルシャークだって、他のどんなサメよりも人間を襲うよ!」

●エレン・ロジャース博士(カバ萌え)
「戦いが始まって2秒後には、真っ二つになってると思うけど(笑)?」

熱が入って過激なことを言い出すお二方。笑顔で言われるのが、かえって怖いです。特にエレン女史が「カバは人間をたくさん殺している」という趣旨の発言を、誇らしげに三回もなさっていたのがとても印象的でした。

んで、ロボットを使ってアゴの破壊力を検証するシーンでは、水が詰まったドラム缶を噛み付かせている最中に、重さに耐え切れずカバの首がもげるというハプニングも。

そして最終決戦。まずその前に両者のスペックを確認。

  • カバ
    • 体長:3m 体重:3t
    • 犬歯:長さ30cm以上、重さ1kg
    • 皮膚:最大で厚さ5cm
  • ブルシャーク
    • 体長:3m 体重:315kg
    • 歯:のこぎり上に並んだするどい歯。
    • 皮膚:皮の二十倍の強靭さ

この時点でどちらが勝つかは見えたも同然。つか、サメの体重はカバの十分の一です。クラスが違いすぎますね。ダン・フーバー博士(サメ萌え)は「ダビデゴリアテの戦いでは、ダビデが勝ったよ!」と威勢の良いことを言ってくれましたが………そしてCGによるバーチャル戦が開始。

  • アフリカのとある川の中。縄張り争いで傷ついたカバが休んでいるところに、血の臭いをかぎつけてサメがやってくる。
  • まずサメの不意打ち。横腹に噛み付くが、分厚い皮を食い破ることができない。やっとのことで尻尾を噛み千切るにとどまる。
  • 不意を打たれたカバが体勢を建て直し、正面から突撃してくるサメに備える。
  • お互いに正面からガチンコ勝負。カバのでかいアゴにあっけなく噛み付かれたサメは、巨大な犬歯に刺しぬかれ一発KO。

ハンデありで不意打ちかましたにも関わらず、サメ敗北。まぁ当然の結果ではある。

で、視聴した結論ですが……この内容で50分はさすがに長すぎます!

ついでにRQで戦わせたらどうなるかと思ってクリーチャーブック調べたけど、カバがいなかったので検証できず。残念。