風物詩。

通勤先の一つは郊外のマンションなのですが、山の上に建っていることもあって、この時期は虫やらなにやらがたくさん出るわけです。

で、昨晩の話。夜も更けたので帰宅しようとマンション内の階段を上がっていたとき、体長一センチほどの子蛙を危うく踏んづけそうになりました。「梅雨っぽいなぁ」と柄にもなく風情を感じ、外に放そうとつまみ上げてマンションから出ようとしたところ……薄暗い路上のあちこちに、うごめく無数の小さな影を発見。目を凝らすと、路上で這い回っているのは数え切れないほどの子蛙のご一行様。ウワー!

一瞬ですが、そりゃもうビビりました。気分は(「ススワタリの群れに遭遇したメイ(トトロ)」+「キンタマキュ〜ッ(玉吉)」)/2。案の定、踏み潰されている子蛙も多数。つうか、マンション前は街灯がほとんどないので、道行く人も気がつかずに踏み放題と予想。薄暗い上に小さくて数が多いから、とてもじゃないけど避けて歩くのは無理っぽく、仕方がないので普段とは逆方向の道を通って帰りましたよ。ああもう。