VDI:ルール(3)

■ブラッドトークン(続き)

血族がプレイヤーのコテリエに加わる場合、その血族の上に置かれたブラッドトークンを裏返し、白い面を上にする。白いトークン(忠誠トークン)は、プレイヤーがその血族を支配していることを表す。

ブラッドプールの最大値(初期値は10)は、より強力な同盟者を得ることで増えていく。新しい列で一人目の血族の忠誠を得た際、即座に1点のブラッドトークンを自分のブラッドプールに加える。例えば、一列目の血族をコテリエに加えた場合、1点のブラッドトークンを得ると同時に、ブラッドプールの上限が11になる。3列目の血族をコテリエに加えた場合、(3回目となる)1点のブラッドトークンを得ると同時に、上限が13となる。現在の公子の忠誠を得た場合、(6回目となる)1点のブラッドトークンを得ると同時に、上限は16となる。

同じ列で2人以上の血族の忠誠を得ても、追加のブラッドトークンは得られない。もし、ある列でコテリエのメンバーが一人しかいない状態で、そのメンバーを失ったら、即座に1点のブラッドトークンを失う。さらにそのブラッドトークンは現在のゲームプレイから取り除かれる。この時、ブラッドプールにブラッドトークンがないプレイヤーは、ディスカードパイルから1点のブラッドトークンをゲームプレイから取り除くこと。

■イベント・カード〔Event Cards〕

各プレイヤーはゲーム開始時に1枚のイベントカードを持つ。山からランダムに引き、他のプレイヤーにはその内容を隠しておく。使用したイベントカードはディスカードパイルに置く。山札がなくなったら、シャッフルして新たな山札とする。

イベントカードは自分や他人に対して何度でも使用できる。具体的な使い方は各カードに記載されている。

一度に効果を表すイベントカードは、一人のプレイヤーの1枚のカードだけである。もし2人以上のプレイヤーが同時に使おうとした場合、現在のフェイズのイニシアチブ順に使用していくこと。

プレイヤーは、血族を自分のコテリエに加えるごとに1枚のイベントカードを得られる。この血族は、以前自分のコテリエにいた(が、なんらかの理由でコテリエから除外された)者でもよい。また、戦闘によって他のプレイヤーの血族から忠誠トークン(白トークン)をすべて破棄させた場合にも、1枚のイベントカードを得られる。

最後に、プレイヤーは未使用の2枚のイベントカードを捨てることで、山札から1枚のイベントカードを引くことができる。これは手札が許す限り何度でも行える。

■ダイス〔Dice〕

このゲームでは10面体ダイスを5個ほど使用する。ダイスロースに対する+1や+2などの修正は、振るダイスの数に加えられる(出た目に加えるわけではない)。例えば、3個のダイスを振るところに+2のボーナスを得たら、最終的に5個のダイスを振ることになる。アクションを成功させるには、通常はダイスを振って8以上の目を出す必要がある。10の目が出た場合は、そのダイスでさらにロールすることができるので、成功数を増やす機会を得られる。