VDI:ルール。

■勝利条件〔Winning the Game〕

6ターン目が終了した時点でゲームは終了する。ゲーム終了時に得点が最も高いプレイヤーが勝者になる。ゲーム所要時間はおおよそ30分から1時間ほどである。

■内容物〔Components〕

このゲームに収められているものは以下の通り。

  • プレイヤーカード(×5)……それぞれがヴァンパイアの各氏族を表している
  • 血族カード(×25)
  • イベントカード(×30)
  • ブラッド/支配トークン(×16)…各プレイヤーごと。各氏族のシンボルが描かれている

さらに10面ダイスが5個ほどあるとよい。

■ゲームの準備〔Setup〕
  • 3つのデック(プレイヤーカード、血族カード、イベントカード)をそれぞれ裏向きにしてシャッフルする。
  • 各プレイヤーはプレイヤーカードをランダムに一枚引く。この時残ったカードは以後使用しないので箱に戻しておく。
  • 各プレイヤーはゲーム開始時に10個のブラッドトークンを持つ。ブラッドトークンは「ブラッド(赤)」側を上にして、プレイヤーカードの上に置いておく。
  • 血族カードのデックからランダムに引いて6列に並べる。列ごとの枚数と並べ方は決まっている。
    • 1列目:6枚
    • 2列目:5枚
    • 3列目:4枚
    • 4列目:3枚
    • 5列目:2枚
    • 6列目:1枚(現在の公子)

図のように、ピラミッド型に配置すること(図は省略)。血族カードは、舞台となる都市において特に力を持った血族たちを表している。彼らを利用して、プレイヤーは支持やアドヴァンテージや勢力を獲得していく。権力の頂点(場のピラミッドの頂点)に位置する只一人のヴァンパイアが公子である。、現在の公子はその地位から降りようとしているが、まだ力を失ってはいない。彼の言葉はプレイヤーの支配権を賭けた争いにいまだ影響力を持っている。

血族一人を首尾よく味方に引き入れることを「血族の忠誠(アリージャンス)を得る」と呼ぶ。対象の血族はプレイヤーの同盟者となり、コテリエのメンバーとなる。プレイヤーは、より高いランクの血族から忠誠を得て、自分のコテリエに加えていく。

自分のコテリエにヴァンパイアがいるプレイヤーのことを「レグナント(主)」〔regnant〕と呼ぶ。レグナントはコテリエに所属するヴァンパイアの支配者である。現在の公子でさえ、プレイヤーのコテリエに引き入れることができる。最終的な目標は、最も多くの忠誠を得て、自分が新しい公子になることである。

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