VDI:ルール(2)

■血族カード〔Kindred Cards〕

各血族カードはヴァンパイアのアーキタイプを表しており、いずれかの氏族と盟約に属している。忠誠ロールを行う際、あなたの氏族または盟約と一致していた場合、判定にボーナスを得られる。

各血族カードには、+1、+2、+3のいずれかのポイントが記載されている。各血族の最終的なポイントは、この修正値+配置されている列の数になる。つまり血族のポイントは2〜9になる。例えば、一列目にいる+1の血族のポイントはゲーム終了時に2ポイントになり、6列目にいる(すなわち現在の公子)+3の血族はゲーム終了時に9ポイントになる。

■プレイヤー〔Players〕

各プレイヤーは、強力な血族の一人となる。それぞれ固有の訓えをもっており、プレイヤーカードに記載されている。各プレイヤーはゲーム開始時に10点のブラッドトークンを持っており、プレイヤーカードの上に乗せておく(この山をブラッドプールと呼ぶ)。ブラッドトークンは、血族カードの上に置いたり、訓えを使う際のコストとして使用する。使用したブラッドトークンは、各プレイヤーのディスカードパイルに置く。毎ターンの終了時、ディスカードパイルのブラッドトークンは各プレイヤーのブラッドプールにすべて戻る。

■訓え〔Disciplines〕

各プレイヤーは、ブラッドトークンを消費することで超常的な力“訓え”を使用できる。各プレイヤーカードには、それぞれ専用の訓えが記述されている。訓えは、主に戦闘ロールや忠誠ロールへの修正を得るために用いる。訓えを使用する際は、コストとして1点のブラッドトークンをブラッドプールからディスカードパイルに捨てること。一つの訓えは、一回のロールに対して一度だけ使える。また、ロールを行う前にのみ使用できる。

■ブラッドトークン〔Blood Tokens〕

ゲーム開始時に、各プレイヤーは10点のブラッドトークンを持っている。ブラッドトークンは、忠誠ロールや戦闘ロール、あるいは訓えを使用する際に用いる。最も基本的な使い方は、血族の忠誠を得るために、赤い面を上にして血族カードの上に置くことである。ロールの修正や訓えのコストとして使用したトークンは、各プレイヤーのディスカードパイルに捨てる。ディスカードパイルのブラッドトークンは、次のターンにブラッドプールに戻ってくるまでは使用することができない。また、血族カードの上に置かれたブラッドトークンも使用することができない(どちらの場合も、ブラッドプールにあるとはみなさない)。

ルールブック(pdf)